テアトル・エコー公演150 エコー版 不条理コメディ「諸国を遍歴する二人の騎士の物語」
2015年10月16日(金)~28日(水)
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作:別役 実 演出:永井寛孝
<あらすじ>
荒野の一角にある、移動式簡易宿泊所。
そこへ病人目当ての医者と看護婦、死人目当ての牧師がやってきて、まだ見ぬ客を取りあっている。
宿の亭主が戻り、ここで商売をされては困ると苦言を呈しても請け合う気はない様子。
亭主の娘が「埴生の宿」を歌いながら戻ってくると、それにつられて客がやってきたらしい。
ついに、荒野を渡る風が吹き、マントをひるがえして疾風のように、二人の騎士が現われた……。
<別役 実 (べつやく みのる) プロフィール>
1937年旧満州生まれ。劇作家、小説家、エッセイスト。
日本の不条理演劇を確立した第一人者。
フランスの劇作家ベケットらの不条理劇に影響を受け、早稲田大学在学中に鈴木忠志らと劇団「自由舞台」を創設。その旗揚げ公演『象』で注目され、1967年『マッチ売りの少女』『赤い鳥の居る風景』により岸田國士戯曲賞を受賞。以後、文学座、俳優座、演劇集団円、木山事務所、俳小など様々な団体に脚本を提供し、現在までに130本を超える作品を生み出している。また、執筆活動は戯曲だけに留まらず童話やエッセイ、評論など幅広い。
1971年に『街と飛行船』『不思議の国のアリス』で紀伊國屋演劇賞個人賞、88年『ジョバンニの父への旅』で芸術選奨文部大臣賞、98年には毎日芸術賞特別賞など受賞歴多数。『諸国を遍歴する二人の騎士の物語』においては読売文学賞を受賞している。
テアトル・エコーでは、1980年に『天才バカボンのパパなのだ』また翌年『雰囲気のある死体』を上演。
今回、34年ぶりに別役実作品に挑戦する。
<スタッフ>
作:別役 実 演出:永井寛孝
装置:大田 創 照明:橋野明智 衣裳:西原梨恵
音響:山崎哲也 舞台監督:金子武男
宣伝美術:市川きよあき事務所 宣伝写真:加藤 孝
制作:白川浩司 前田安寿子 吉川朋美